もう2013年もあと数日となってしまいました。
みなさま年越しの準備はお済でしょうか?
明後日は大晦日で、大掃除をされるご家庭が多いと思いますが、
そもそも大掃除には、どういった歴史があるのか御紹介してみたいと思います。
古来、日本では正月に歳神(としがみ)を迎える習慣がありました。
歳神とは、新年のはじめに訪れ、年内の幸福と五穀豊穣をもたらす神のことと考えられ、
人々は、その歳神を迎えるために年の暮れに大掃除をし、玄関に注連飾りを飾ることを習慣としたそうです。
注連飾りは歳神が家に訪れるときの目印で、
その家が清浄な場だという証だった、とも言われます。
大掃除の元となる「すす払い」の習慣が生まれたのは平安時代といわれていて、
10世紀には、宮中で年末に一年の煤を払う「すすはらい」が習慣化し、
江戸時代には、その「すす払い」は12月13日に行われていた、
という長い歴史のもと、現在にも習慣化しているようです。
現在は、「一年の垢を落として新しい気持ちで新年を迎える」
という意味合いが強くなっていますが、
もともとは、信仰的な意味合いの強い行事だったそうですので、
ただ掃除をするだけではなく、「来年もまた良い一年でありますように」
という願いを込めて大掃除をするのもいいのではないでしょうか?
それではみなさま良いお年を♪