今回は、長年住んでいる家のどこをチェックしていけば家は長持ちするのか?
第2弾として床下のチェックポイントについてご紹介します。
【第2弾】
◆針状結晶編~
床下に潜って、もしこういった現象を発見したら要注意です。
これは、硫酸ナトリウムの針状結晶です。
床下の束石に白い析出物で覆われ始めています。
特に、昔の布基礎と呼ばれる・・・地面が土の家に多く見られます。
原因は・・・
①整地の土に酸化した土を使用した
②雨等が降り、土の中の酸化成分が溶けて蒸発する時に床下に上がってくる
③酸性雨などによるものなどがあります。
点検の注意点・・・
結晶は水分に溶けやすいため、夏の湿度の多いときには発見できないこともあります。
点々をする場合は、乾燥した時期を選ぶ事をおススメします。
点検をしてこの現象がが発生すると・・・
要注意です。床下の束石が崩壊していきます。
硫酸ナトリウムは酸性なので、セメント等のアルカリ性の物質と
化学反応を引き起こしてしまいます。
結晶が発生しているだけなら強度的には、今すぐ対策を打つということでもありませんが、崩落が発生し始めてしまっている場合は地震などの時は大変危険です。
もし、このような症状を発見したら・・・できるだけ早く対処した方が良いです。
対処が遅れて構造上問題が発生しますと、補修費用も何倍にもふくれます。
そうなる前に、お近くのみぞえ住宅展示所へご連絡ください。