今回は、長年住んでいる家のどこをチェックしていけば家は長持ちするのか?
第4弾としてタイルのチェックポイントについてご紹介します。
【第4弾】
◆玄関・風呂・台所編~
近年に比べ、昔の建物には 『 タイル 』 が多く使われていました。
長年使っていると、タイルの不具合として 『 浮き 』と『 ひび割れ 』が発生してきます。
原因としては、コンクリートの乾燥収縮 や 接着モルタルの接着疲労 があげられます。
接着疲労とは・・・外気の温度の上昇や日射をうけてタイルの表面温度が上昇します。
しかし、タイルの中のコンクリートに熱が伝わるまでに時間がかかり、そこで温度差が
生じることで、タイルとコンクリートが違う動き方をして接着力を低下させます。
この2つの現象が、タイルの 『 浮き 』 や 『 ひび割れ 』 を起こしています。
↓ ↓ ↓ そこで・・・
タイルの『浮き』や『ひび割れ』を事前にチェックして症状を悪化させない
簡単なチェックの方法をご紹介します。
こちらは、打診棒といって棒の先端にパチンコ玉のような球がついた専用の道具です。
専門家は、この棒を使ってタイルの表面を左右になぞって音を聞いてチェックします。
転がしていると、通常の音に比べて 『鈍い音』 や 『軽い音』 がする時があります。
その部分が、『浮き』や『ひび割れ』の可能性がある箇所になります。
なかなか、目視ではわからない部分でも実際にはタイルが浮いています。
初期発見ですと、タイルが割れることなく補修が出来ます。
皆様も一度お試しください。専用の棒がなくても傷が入らない棒やドライバーの持ち手を
使ってチェックが出来ます。もしも、異音や異変に気づきましたらお近くのみぞえ住宅展示場へ
ご相談ください。