皆様こんにちは。
先日、中国地方に行くことがありふと風景を眺めていたら
思い出したことがありましたのでご紹介します。
私達は、九州を中心に仕事をしておりますので
なかなかそういった風景にはお目にかかることはないのですが・・・
中国地方特に日本海側の方では、家の屋根瓦に 『 赤瓦(茶色い瓦) 』 を
使った住宅が多く並んでいます(^’^)
その景色は、九州では見たことがない素晴らしい景色です。
なぜ、中国地方には 『 赤瓦 』 を使った住宅が多いのか・・・?
考え方は色々ありますが、ある考えでは 島根県の 『 石州瓦 』 に近く
その瓦の特徴が地域の気候にあっているとの意見があります。
『 石州瓦 』 は・・・
歴史は江戸の初期に開発された瓦で、
焼く温度が、1300℃と高温で焼かれています。
特徴として、非常に寒さ(凍て)に強く・水を通さず固くて丈夫です。
石見地方の良質な陶土と、出雲地方で採れる来待(きまち)石の釉薬を
施して出来る独特の赤色が特徴です(^’^)
その数多くの特徴が、日本海側の寒く積雪の多い地方にあって
『 赤瓦の街並み 』 といった素晴らしい景色をつくったと思います。
家づくりにも、地域性で様々な特徴があるのが日本建築の素晴らしさ
だと感じます(^’^) 歴史には、諸説色々とありますが・・・
一例をご紹介します。