こんにちは!小倉東店 千々和です。
台風12号が九州北部に上陸しましたが、幸いなことに福岡では大きな被害はないようでした。しかしながらすでに台風13号も発生し、今後も続くことが予想されております。皆様早めの対策をお願いします!
さて今回は家の大敵シロアリの話です。
先日、当社で新築して5年近くになるお客様より、シロアリの予防のための工事を行いたいとのご依頼がありました。ご自宅の近くでシロアリの被害にあったお宅があったとのことで、心配になり、ご相談をいただきました。被害はお客様のお宅にはなく、ひと安心というところでしたが、今後の安心のためにも予防工事をおすすめしました。
しかしながら、築年数の古い家になると、シロアリ被害の予防工事(防蟻工事、と言います。)の薬剤の効果が薄まり、残念なことに被害にあってしまうお家もあります。
こちらの写真はお客様のご紹介でシロアリ予防のご相談をいただいた、築20年になる家の床下の土台写真です。外回りは異常が見られなくても、床下に潜り点検すると、一見しただけではわかりにくいですが土台の表面がうっすらと浮いていました。
お客様の許可をいただき、土台をペンでつつくと、柔らかい感触がありました。さらに強くつつくと写真のように木が簡単にほぐれてしまいました。これはシロアリが木の内部を侵食したためです。
このすぐそばには写真のように、土のようなものが木に付着しています。
これは、「蟻道(ぎどう)」と呼ばれるもので、シロアリは、通常地中から、建物内に侵入するのですが、その際乾燥や光を嫌い、土やフンで自分たちの通り道をトンネル状に作っていきます。それを蟻道と呼び、シロアリ被害の発見のヒントとなります。
このお家は、床下のみで蟻道が確認できただけで幸い被害はわずかでした。早急に駆除と再度の予防工事を行い、被害を食い止められるように処置を行わせていただきました。
皆様に末永く、安心して住んでいただくために、当社では床下に限らず住まいの定期的な点検をおすすめしています。
また、シロアリ対策について、お住まいの方でもできる予防法等については下記のリンクよりご紹介しております。併せてごらんいただけると幸いです。
http://www.mizoe.co.jp/column/step/?p=4674(外回りのシロアリ予防対策について)