☆シロアリ駆除工事・・・☆

こんにちは!小倉東店 千々和です。

急に寒さが激しくなり、関東では実に54年ぶりの11月の初雪を観測したとのことです。福岡も最低気温が10度を下回った地域もあり、いよいよ冬到来といった感じですね。今年も残すところ1ヶ月ちょっとですが皆様もお体に気をつけて過ごしてくださいね!

さて今回は以前ご紹介したシロアリ点検の続きです。(前回のリンクはこちら→http://www.mizoe.co.jp/column/step/?p=9520

前回の点検ののち、シロアリ駆除工事に取り掛かりました。点検の結果、被害が建物全体に広がっており、シロアリの数と進入経路が多いことから、通常の薬剤を散布する駆除方法ではなく、「ベイト工法」という工法を用いました。

「ベイト工法」とは、シロアリの進入路付近にベイト剤(=食毒剤)を注入した毒餌(=木材状のもの)を設置し、シロアリにその毒餌を食べさせたり、巣に持ち帰らせたりすることで、巣ごと全滅させる、という工法です。

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こちらがベイト剤です。木材状のものに食毒剤が含まれています。グレーの筒は地中に埋める際に使用するタイプのものです。

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これが前回発見したシロアリが食べた土台部分です。こういったシロアリの食害が見受けられるところや蟻道(=シロアリの通り道)のところにベイト剤を設置します。

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少し色の濃い木材状のものがベイト剤です。これを1~2週間程度の期間を置いて点検し、ベイト剤へのシロアリの食いつき状況を調べます。ある程度食いつきがよくなった段階を経て、ベイト剤を新しいものに交換し、その後また点検を行い、ベイト剤が食べられていなければ、駆除がなされているというあかしになります。

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こちらは室外側の基礎部分に設置した写真です。真ん中にベイト剤が見えます。その下の薄い茶色の部分が蟻道です。

この工法は近年広まりつつあります。通常の薬剤散布工法では駆除しきれなかったシロアリも、巣ごと死滅させるこの工法を採用することで再発生をより高確率で防ぎます。

この工法のデメリットととしては、通常の薬剤散布に比べると費用も高額になることや、完了まで時間を要すること(特に冬場など寒い時期になると、シロアリの活動が鈍くなり毒餌への食いつきが悪くなるため)が挙げられますが、より確実な効果をあげることができます。

当社でもシロアリ点検・駆除ののご相談を承っております。正確な点検を行い、状況に合わせた工事のご提案をさせていただいておりますのでお気軽にご相談ください。